開業事例

メディカルモール豊洲

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メディカルモール豊洲

開業タイプ 医療モール開業
科目 形成外科・美容外科・皮膚科、内科・外科、小児科
場所 東京都江東区
開設 2017年7月

タワーマンションや高層オフィスビルが建ち並ぶ湾岸エリアの豊洲。東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ豊洲駅から徒歩5分、真新しいマンションの1階に、3つのクリニックと調剤薬局からなる「メディカルモール豊洲」があります。今回は、この医療モールで2017年10月に開業したばかりの「きずときずあとのクリニック 豊洲院」村松英之院長にお話を伺いました。

きずときずあとのクリニック 豊洲院

メディカルモール豊洲のイメージ

傷や傷跡で悩む患者さんを助けたい

大学病院や市中病院に勤務し、形成外科で診療にあたっていた経験から、やけどやケガ、そしてその傷跡の治療をどこで受けたらいいかわからない患者さんが世の中にたくさんいることを知った村松英之院長。「傷をできるだけ早く治してあげたい、残った傷跡を目立たなくなるようにしてあげたい」という思いから、開業を決意しました。「きずときずあとのクリニック 豊洲院」というわかりやすい名称には、そうした思いが込められています。

「ケガをするのはお子さんが圧倒的に多いのですが、傷跡の心配をされるのはどちらかというと保護者の方です。豊洲で開業したのは、そのようなファミリー層が多いという理由から。また、日本ではまだやけど、ケガなどの傷、傷跡の治療に特化したクリニックは珍しい存在です。日本全国の傷跡で悩んでいる患者さんが来院しやすいよう、東京駅や羽田空港からも近いというのも、このエリアを選んだ理由の一つです」

開業当初は一般的な皮膚科の治療で訪れる患者さんが多かったのですが、時間が経つにつれ、幼稚園や小学校の児童を中心にケガをした患者さんが受診するケースが増えていったと村松院長は語ります。
「これはちょっと誤算だったのですが、お子さんがケガをすると、まずは小児科に行かれる方が多いことに開業してから気がつきました。お隣が小児科さんなので、うちの前を素通りして小児科に駆け込むのです。そこで小児科の先生から当院に患者さんをご紹介いただくことが多かったですね」と村松院長。小児科も揃った医療モールだからこそ気づけた盲点だといえます。

また、現在では、傷跡に悩んで治療にいらっしゃる患者さんも増えてきたそうです。
「都内はもちろん、埼玉や千葉から来院される患者さんも増えてきました。多くの場合、『傷跡で悩んでいるが、どうすればいいかわからなかった』『美容外科で治療するしかないのかしら』と、不安や悩みをお持ちの方が、インターネットで当院のホームページをご覧になって来院されるケースが多いですね。多くの傷跡は直接的な痛みを伴わず、『治っている』とみなされてしまうので、あきらめてしまう患者さんが少なくないのです」

クリニックの診療科目には、形成外科、美容外科、皮膚科を掲げています。現在、患者さんの割合はケガや傷跡の治療に関わる形成外科が6~7割程度と最も多いといいます。

診療のモットーは丁寧な説明とカウンセリング

村松院長に、診療におけるモットーを伺うと、「一般的に、患者さんはこちらが話したことの3割程度しか理解していないといわれています。もちろん、メモをとりながら熱心に聞かれる患者さんもいますが、どんな場合でもできるだけ丁寧な説明をするようにしています。紙に書いて説明したり、初診の方には診察後に場所を変え、ほかのスタッフから不明な点がなかったかどうかを確認し、もう一度詳しく説明したりと、患者さんの視点に立った診療を心がけています」と教えてくださいました。

ケガややけどの処置は、薬を塗ったり、包帯を巻いたり、自宅で行うことも多いもの。患者さん自身がきちんと理解していないとうまくいかないこともあるので、治療効果を高めるためにも丁寧な説明を行っています。

また、傷跡の治療の患者さんの場合、心理的な悩みを抱えているケースも多いことから、無料カウンセリングを実施しています。「傷跡の状態を見て、どのような悩みがあるのかを聞いたうえで、当院での治療方針や治療内容を説明しています。カウンセラーの資格を持ったスタッフが相談に乗ることも多く、安心して治療が受けられる環境と体制を整えています」と村松院長は強調します。

また、昭和大学出身で、現在は同大学の兼任講師を務めている村松院長。全身麻酔での手術が必要な症例では、昭和大学病院で自身が執刀しての手術も可能です。

同志が近くにいる心強さが医療モールのメリット

開業準備には1年ほどを要したといいます。
「開業前に一番重視したのはスタッフの採用です。そこはかなりうまくいったと思っています。総合メディカルさんには面接にも立ち会っていただきましたし、そうしたサポートがなければここまでうまくはいかなかったでしょう」と村松院長は話します。

「また、内装についてもこちらのアイデアを受け止めてもらって、いろいろとご提案いただき、よいものができたと思っています」と村松院長。
内装は明るいオレンジ色がイメージカラーとなっているほか、壁紙にあしらわれているペンギンについては、「リスクを恐れず最初に海に飛び込む勇気ある“ファーストペンギン”のエピソードに感銘を受け、ペンギンを当院のシンボルキャラクターとしました」。

「メディカルモールで開業して良かったなと思うのは、お隣に小児科医院と内科外科の先生がいらっしゃること。同じ時期に開業された同志のような存在で、なんでも相談できるし、お互いアドバイスもできる。もちろん患者さんを紹介してもらえるということもありますが、精神的なつながりがあるのが大きい。同じような思いで頑張っている先生が近くにいらっしゃるのはとても心強いですね」と村松院長は語ります。
そのほか、薬局と連携が取れることもメリットと感じているそうで、「われわれが処置に使う材料や薬剤には特殊なものもあります。薬局とコミュニケーションをとって、きちんと理解して協力していただけるのが助かりますね」と、医療モールならではのメリットを挙げてくださいました。

患者さんの要望に応え、2018年4月から診療時間の延長や土曜診療も開始した同クリニック。そのためのスタッフ増員も予定しており、今後も患者さんの目線に立った診療を続けていきます。

きずときずあとのクリニック 豊洲院

診療科目 形成外科・美容外科・皮膚科
TEL 03-5166-0050
URL https://kizu-clinic.com

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