場所 | 東京都板橋区 |
---|---|
科目 | 内科、整形外科、歯科 |
開設 | 2013年5月 |
そのカトレヤプラザ高島平クリニックモールで開業したごんだクリニック。
消化器外科を得意としているが、敷居が高くならないよう努める。そんな診療方針が地域に浸透し、日ごとに患者数を増やしているごんだクリニック。「団地の保健室」でありつつ、生涯研鑽し、最新・最善の医療を提供する。権田剛院長にお話しを伺いました。
ごんだクリニック

開業を決意した動機についてお聞かせください。
勤務医を続けた先に、定年という区切りを迎えたとき、これまでの蓄積をそこで終わらせてしまうのは惜しい。そう考え始めた時に、私の兄を通じて紹介された総合メディカルさんとの良い出会いが、背中を押してくれ、決意を導いてくれました。現在の開業地の物件に出合い、一目で気に入りました。「ここでやってみたい。ここでならできる」と確信したことが、直接的には、最大のきっかけだったと思います。
開業にあたっての最大の悩みとコンサルティング会社から支援を受けるメリットは?
何の予備知識も持たずに開業への取り組みを始めたので、開業までのプロセスは総合メディカルさんの「言いなり」です。それに関しては、「任せても大丈夫」という安心感の持てる担当者さんだったのが大きかったと思います。私の場合は、コンサルティング会社の素晴らしさを実感したのは、開業後でした。開設してしばらく患者数の伸びが鈍いのに危機感を感じて、その旨を相談してみたところ、「では、検査の患者さんを増やすために、専用のサイトを開設してみては?」というアドバイスをいただいたのです。これは、大成功でした。
目的どおり内視鏡検査の患者さんが次第に増えただけでなく、検査の際に丁寧な問診を心がけた結果、一般外来の患者さんも徐々に増えていったのです。プロのアドバイスの適確さに、感銘を覚えたものです。
実際に開業してみていかがですか?
患者さんのなかには私と話すためだけに診察を受けに来てくださる方がいます。また私の専門分野以外の疾患を相談にくる方もいます。とても気軽に、頼ってくださるのです。最初は、驚きましたが、ややあって喜びに変わりました。私はそれを、「団地の保健室」と呼んでいます。こんな形でも地域住民の皆さまの役に立てるなんて、開業医は私が想像していた以上に素敵な仕事でした。
今後取り組んでいきたいことは?
「団地の保健室」のニーズは日ごとに強く自覚しますし、そういった役割のやりがいも実感しています。ですから、今後もしっかり担っていきながら、一方で得意分野である消化器外科、特に肛門科疾患の患者さんも増やしていければ理想的かなと思っています。開業を考えている先生へのアドバイスがあればお願いします。
まず申しあげたいのは、お金が目的の開業はお薦めできません。巷で言われるほど、「儲かる」ものではありません。テクニカルな部分としては、開設当初の資金計画だけは、綿密に、慎重にすべきだと思います。窓口収入は日々ありますが、診療報酬の保険部分の支払いは2か月後です。患者さんの少ない開設当初は、うっかりすると運転資金のショートとなりかねません。入念な計画を心がけてください。
総じて言えるのは、開業医はやりがいのある仕事です。誠意を持って、丁寧に診察していれば、患者さんはちゃんと評価してくれます。
ごんだクリニック
〒175-0082 東京都板橋区高島平2-33-1 ピーコックストア高島平店 2階診療科目 : 内科、消化器外科
TEL : 03-5922-5377
URL : http://gonda-cl.com/