場所 | 岐阜県大垣市 |
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科目 | 泌尿器科・女性泌尿器科、精神科・心療内科 |
開設 | 2016年10月 |
この医療モールで開院されたお二人の院長に、開院の経緯や医療モールならではのメリットなどについてお話を伺いました。
ますえクリニック(泌尿器科・女性泌尿器科)

アクセスのよさが集患と利便性に直結
「ますえクリニック」の増栄成泰院長は、当初、戸建てでの開院を検討していました。そのような折、総合メディカルから駅前の再開発ビルにできる医療モールでの開業提案を受けたといいます。増栄院長は、「新しいきれいなビルですし、人が集まる駅前というのに魅力を感じました」と大垣駅前クリニックモールでの開院の経緯を明かします。
大垣―名古屋間は電車なら30分程度の距離で、十分に名古屋の通勤圏です。駅前の立地ということで、会社帰りやショッピングの合間に立ち寄って診療を受ける患者さんも多く、集患については思惑どおりの成果が出ています。
「電車やバスでいらっしゃる患者さんからは、非常に便利だという声を聞きます。車でお越しの場合でも、隣接した駐車場と提携して、極力ご不便をおかけしないようにしています」。
男性と女性の専門医2名体制で幅広いニーズに対応
「ますえクリニック」の特長は、女性泌尿器科も診療科目として標榜しています。「妻も泌尿器科の専門医として診療にあたっており、女性医師に診てもらいたいという女性の患者さんにも喜ばれています。男性と女性の専門医が揃っていますので、患者さんの性別にかかわらず、泌尿器科については幅広いニーズに応えられると自負しています」。
また、前立腺がんの可能性をチェックするPSA検査、膀胱内視鏡、X線透視システムなど、高度な検査ができるのも当院の特色で、そのための医療機器も充実しています。
中立の立場から医療機器を提案
開院についてはまったくのゼロからのスタートで、「わからないことだらけでした」と増栄院長。開院場所の選定はもちろん、銀行からの資金融資や医療機器の選定、スタッフの募集まで、総合メディカルにサポートを依頼したといいます。「開業支援をしてくれる卸業者さんもありますが、その点、総合メディカルさんには中立の立場でいろいろなメーカーから最適な機器を提案していただけました。以前から雑誌などでも総合メディカルさんの名前を目にしていたこともあり、ノウハウもしっかりしていて、安心して任せられました」と増栄院長は話します。
大垣市を中心とした西濃地区は、泌尿器科専門クリニックが比較的少ないということもあり、「学会や研究会などにも積極的に参加して自身の診療レベルを上げていきたいと思っています。そして、信頼される泌尿器科医として地域に貢献していきたいですね」と増栄院長は今後の抱負を語ってくださいました。
ますえクリニック
〒503-0905 岐阜県大垣市宮町1-1 スイトテラス2階診療科目 : 泌尿器科・女性泌尿器科
TEL : 0584-75-0022
URL : http://masue-clinic.com
はぶクリニック(精神科・心療内科)

患者さんの不便解消のため、駅前へ移転
「はぶクリニック」はもともと、大垣駅前クリニックモールから100メートルほど離れた場所で2012年に開業しました。4年後にこの医療モールに移転した理由について、羽部仁院長は次のように語ります。「以前の場所は少し手狭だったことと、クリニックは2階にあったのですがエレベーターがなく、高齢の患者さんが階段を上り下りするのが不便なことが課題でした。ここも2階ですが、エレベーターが設備されているのでそうした不便は解消されました」
また、駅前の立地を選んだことについて羽部院長は「精神科、心療内科の性質上、服用されている薬によっては車の運転ができないケースや、車の運転が制限されているてんかんの患者さんもいらっしゃいます。そういう患者さんの立場で駅前の立地にはこだわりました」と話します。
元自衛隊医官としての経験を生かして
防衛医科大学出身の羽部院長は、医官として全国の自衛隊基地で隊員の精神疾患の診療に長年携わってきました。自衛隊はストレスの多い職場であり、メンタルヘルスの不調を抱えた隊員の休職や復職などに真摯に対応してきた経験は、開業医となっても大いに生かされています。現在3つの企業・行政機関の産業医を務めていることからも、羽部院長の実績がうかがえます。「妻の地元である大垣市で開業して5年。最近では心の問題を抱えている学生も多いのです。そうした学生と接する機会が多い養護教諭の方々向けに講演を依頼されるなど、やっと地域になじんできた感があります」と羽部院長。講演などの機会があれば積極的に外に出て、人となりを知ってもらうように務めているそうです。
「心の問題を抱えている一人でも多くの方に『あの先生なら話しやすそう』と感じていただくことも、精神科医としては大事なことですから」と院長は語ります。
他診療科との連携で地域密着の医療を
すでに開業を経験しているため、移転に伴う大体の流れは理解していたといいますが、「エレベーターのこともそうですが、2回目だからこそ、よりよい内装やレイアウトにしたいという要望が強かったのです。事務長である妻が中心となって細かくオーダーを出しました。総合メディカルさんにとってはやりにくかったことと思いますが、些細なことでも嫌な顔ひとつ見せずに対応いただけました。そのおかげでイメージどおりの仕上がりで、とても感謝しています」と羽部院長は笑顔を見せます。院内は柔らかな間接照明が多く用いられ、足音があまり響かない床材を選択するなど、非常に快適かつ明るい空間に仕上がっています。また、診療科の性質上、患者さんのプライバシーに配慮したり、精神的な負担を少しでも取り除くために、エントランスから受付、待合室、診療室に至るまで、レイアウトやインテリアに工夫を凝らしたそうです。
「精神科もそうですが、通院していることを知られたくないという面では泌尿器科も似た部分があります。『ますえクリニック』医院から紹介された患者さんもいらっしゃいますし、こちらからご紹介することもあります。お互い気軽に相談できるのも、医療モールならではのよさですね」
「今後は、地元の医師同士のつながりを深め、患者さん、地域の皆さんに喜んでもらえるようなクリニックにしていきたい」と意気込みを語ってくださいました。
はぶクリニック
〒503-0905 岐阜県大垣市宮町1-1 スイトテラス2階診療科目 : 精神科・心療内科
TEL : 0584-47-9797
URL : http://habu-kokoro.com