開業事例

西国分寺駅前メディカルモール

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西国分寺駅前メディカルモール

開業タイプ 医療モール開業
科目 婦人科・産科・美容外科、内科、小児科、皮膚科、眼科、歯科
場所 東京都国分寺市
開設 2006年10月

JR中央線と武蔵野線が交差する西国分寺駅から徒歩1~2分の場所に位置するのが「西国分寺駅前メディカルモール」です。診療科目の異なる6つのクリニックと接骨院、調剤薬局が入居しており、2006年のオープン以来、地域医療の拠点として大きな役割を果たしています。今回は、「西国分寺レディースクリニック」の佐藤力院長に、同モールでの開業の経緯などについてお話を伺いました。

西国分寺レディースクリニック

西国分寺駅前メディカルモールのイメージ

中央線沿線に現れた貴重な物件

開業12年目を迎えた「西国分寺レディースクリニック」の佐藤力院長は、大学卒業後、いくつかの病院で産婦人科部長を務めた後、都内の美容外科で年間2000件ものオペを手がけてきました。そうした経験から、産婦人科と美容外科の両面から女性のトータルケアを行うクリニックの開設をめざしたといいます。

「総合メディカルさんから、西国分寺駅前に医療モールができると聞いたとき、中央線沿線で駅前、規模も大きいという奇跡のような条件で開業できるチャンスはこれが最後だと紹介を受けました」と開業当時を振り返ります。 「駅前ということに加え、周辺には競合する婦人科もなかったですし、小児科の友人も同ビル内での開業が決まっており、都心に比べれば賃料も抑えられ、最高の立地でしたね。声をかけてくださった総合メディカルさんには本当に感謝しています」と佐藤院長は笑顔で話します。

医療モール周辺は、鉄道学園跡地を利用した再開発が進むエリア。大規模な都民住宅やマンションが林立する、子育て世代が多い地域です。「当院で妊婦健診を受けていた方が、出産後同じモール内の小児科へ、そして二人目が欲しいとなったらまた当院へという好循環のサイクルも生まれました」と佐藤院長。

「西国分寺駅前メディカルモールには6つのクリニックが入っており、規模的にもこれだけの医療モールは珍しい。小児科の先生は大学時代の同期、内科の先生は大学の先輩という繋がりもありました。そのほかの診療科の先生方とも気軽に相談できますし、相乗効果は高いと感じています」と、医療モールならではのメリットを強調します。

健康と美容の両面から女性をサポート

10代の学生から子育てを終えた世代まで、患者さんの年齢層が幅広い同クリニック。「思春期のからだの悩みはもちろん、妊娠を機に、自身のからだについてあらためて考える女性も多いです。また、子育てが一段落したら美容にも関心が出てきます。いくつになっても美しくありたいという女性の願いに応えようと、肌再生や若返り治療などの相談に乗ることも多いですよ」と話します。

また、近年増えているのが、不妊治療で訪れる患者さんだといいます。
「どうしても子宝に恵まれなかった場合は最終的には体外受精を考えていいかもしれませんが、排卵を促す注射や卵管閉塞の治療など、保険の適用範囲内でできる不妊治療もたくさんあります」と、それぞれの患者さんにとって最適な方法で妊娠できるようサポートに努めることをモットーにしているそうです。

「不妊症の治療にあたっては、パートナーである男性側に不妊の原因がある場合も少なくありません。女性側だけの治療では成果が出ない場合もありますから、一体的に治療ができるよう、メンズクリニックを併設しました」と佐藤院長。入り口は完全に分けて、お互いが来院しやすいよう配慮するなど、夫婦そろって不妊治療に取り組める環境を整えました。

妊娠健診では胎児エコーに重点を置き、最新の4D超音波による立体的な映像を撮影・録画し、USBメモリーに入れて渡すサービスも実施。また、NICU(新生児集中治療室)やMFICU(母体・胎児集中治療管理室)を完備した東京都立多摩総合医療センターや、小平市の中野産婦人科医院などとの病院連携・診診連携も密に行います。妊娠から出産、そして産後まで、女性の気持ちに寄り添ったサポート体制を整えています。

女性のライフサイクルをピルで改善したい

日本ではまだ避妊薬というイメージの強いピルですが、佐藤院長は副作用の少ない、いわゆる低用量ピルの計画的な服用を推奨しています。
「ピルの服用によって卵巣がんや子宮体がんのリスクが下がりますし、卵子の老化を防いで将来の不妊症のリスクを下げることもできます。生理痛の緩和やPMS(月経前症候群)の改善もできるため、若いころから妊娠、出産まで、長期にわたる女性のライフサイクルの改善に役立つのです」と佐藤院長。『女性のためのピルの本』という本を出版するなど、女性のライフサイクルを重視したピルの啓発活動にも取り組んでいます。

開業準備期間はわずか2か月だったと笑う佐藤院長。「総合メディカルの担当の方には本当にお世話になりました。スタッフの募集から内装のデザインまで、さまざまな面でサポートしてもらいました。自分一人の力ではたぶん開業できなかったと思います」と話します。

「開業については自分もわからないことだらけでした。総合メディカルさんは開業ノウハウを豊富にお持ちなので、あれこれ悩むより全部お任せしたほうがいいと思いますよ。きっと勤務しながらの開業準備になると思うので、開業については総合メディカルさんの力を借りて、医療に集中したほうがいいのではないでしょうか」と、これから開業する医師の皆さんへの貴重なメッセージをいただきました。

西国分寺レディースクリニック

診療科目 婦人科・産科・美容外科
TEL 婦人科042-300-0055、美容外科042-300-0056
URL http://www.nklc.jp/

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