久我山クリニックモール 久我山クリニックモール
久我山クリニックモール 久我山クリニックモール
場所 東京都杉並区
科目 内科・小児科、整形外科、眼科、歯科
開設 2010年12月
京王井の頭線久我山駅から徒歩7分、吉祥寺と渋谷を結ぶ井ノ頭通りに面した場所に「久我山クリニックモール」があります。1階に大型ドラッグストアが入るビルの2階、4つの医院と調剤薬局からなる医療モールです。今回は、内科・小児科の「つかだクリニック」塚田重城院長にお話を伺いました。

つかだクリニック(内科・循環器内科・内視鏡・小児科)

  つかだクリニック  

生まれ育った愛着のある地で開業

2011年4月に開院し、まもなく開院7周年を迎える「つかだクリニック」。塚田院長は杉並区宮前地域で開業をしたことについて、「もともとこの場所が気に入っていて、この立地に惹かれました。実家が近く、自分が生まれ育った町なので、愛着がありました」と話します。
当初から医療モールでの開業を考えていたわけではなく、第一に物件のロケーションが魅力的だったといいます。

さらに、「このクリニックモールには、当院のほか、整形外科、眼科、歯科と異なった診療科のクリニックが入っています。それぞれのクリニックが連携することで、手厚い診療が可能になるのではないかと考え、ここでの開業を決めました」と塚田院長。「たとえば糖尿病の患者さんの場合は、糖尿病網膜症の恐れもあることから眼科との連携が欠かせません」と例を挙げます。

また、過去には「筋肉痛で脇腹が痛い」と整形外科を受診された患者さんが、原因は内臓ではないかと紹介されて来たこともありました。診断の結果は虫垂炎で、手術ができる病院を紹介したそうです。開業以来、各クリニックとの連携はなくてはならないものとなっています。
近くには、久我山病院や荻窪病院、河北総合病院など、地域医療に重点を置く病院も多く、病診連携もスムーズです。


「かかりつけ医」「消化器専門医」の両面で活躍

「最寄りの久我山駅からは徒歩7分ほどで、駅近というわけではありませんが、周辺はお子さまから高齢者の方まで皆さんが安心して暮らせる住宅街です。子育て世代にも人気の町で、小児科として子どもを診たいということも開業した理由の一つでした」と話す塚田院長。待合室の一画にキッズスペースがあることにもうなずけます。

「『風邪をひいた』といっていらっしゃる方や、インフルエンザの予防接種、さらにはお肌のトラブルまで、何かあったら気軽に相談できるクリニックとして、患者さんの安心と元気をサポートすることを心がけています」と、“地元のかかりつけ医”としてのモットーを語ります。

一方で、塚田院長は開業前、大学病院で消化器内科を専門に診ていた経歴の持ち主。消化器内視鏡専門医、肝臓専門医としての経験を生かし、胃や腸の内視鏡検査や治療、肝臓の専門的治療も積極的におこなっています。

「当院のホームページを見て、遠方から来院される患者さんも少なくありません。胃カメラを受けたいとか、健康診断の肝機能検査で数値が高かったという理由で受診される方も多いですね」。かかりつけ医という側面と、消化器内科の専門医の側面を併せ持つのが、つかだクリニックの特色だといえます。


開業後のサポートが心強い総合メディカル

久我山クリニックモールには共同の駐車スペースが20台分ほどあり、足が悪いという高齢者の方や、小さなお子さまを連れての車による通院も便利です。また、1階のドラッグストアで買い物をするついでに受診されるケースもあるといいます。

「やはり戸建てで開業するのと違って、医療モールは地域のランドマークにもなりますので、集患という面で大きなメリットを感じています」と塚田院長。

開業直前まで大学病院に勤務していたことから、開業準備は時間的な制約も多く大変だったといいますが、「通常、開業コンサルタントというと開業したら終わりというのが一般的。でも総合メディカルさんの場合は、モール内の調剤薬局を運営されていることもあり、開業後もサポートしていただけるのが心強かったですね」と振り返ります。

内装は総合メディカルグループの「ソム・テック」が担当。「患者さんやスタッフの動線がスムーズになるようなレイアウトや明るい色合いにといった要望を伝えて設計をお願いしました。患者さんからも『明るくていいですね』という声が多く、好評です」。


ドクターランナーとしてマラソン大会をサポート

今後の展望について塚田院長は、「安全・確実な診療を行っていくのが第一。スタッフの教育を徹底し、手順をマニュアル化したり、チェック体制を確立するなど、ミスや事故が起きないよう安全面について万全を期すようにしています」と語ります。

そして、待合室に飾られた数多くのマラソン大会のゼッケンについて伺うと、「8年ほど前、東京マラソンのランナーに応募したら運良く当選したんです。そこからマラソンを始め、年に6回くらい大会に出場しています」と塚田院長。
現在は、選手と一緒に走り、選手が体調不良を起こした際には救助や処置にあたる「ドクターランナー」として参加することが多くなっているといいます。スポーツを楽しみながら医療従事者としての社会貢献を果たす塚田院長は、地域にとってもランナーにとっても心強い存在です。


つかだクリニック

〒168-0081 東京都杉並区宮前5-15-21 2F
診療科目 : 内科・肝臓内科・内視鏡内科・小児科
TEL : 03-5336-6626
URL : http://www.tsukada-clinic.com